△▲△ 低振動型ソーチェーンの秘密 △▲△
低振動型と呼ばれるソーチェーン。どこにその秘密があるのでしょう・・・
回転するソーチェーン
が木に当たると、
カッターは①の方向
から衝撃を受けます。
この衝撃はリベットを
支点に②の方向へ
向かいます。
するとタイストラップ
の後ろの部分(黄色
い円で囲んだ部分)
がガイドバーを叩きます。
実はこれが振動の大きな原因となっていたのです。
これを発見したハスクバーナの技術者は考えました。黄色い円で囲んだ部分=タイストラップ後部
下側を削ったらどうか?削った隙間がエアクッションのような役目をして、振動が減るのでは?
この発想は正しく、ソーチェンから発生する振動を約50%減らすことに成功したのです。
たったこれだけのことで半分ですよ、すごいですねー。
実際、タイストラップを計測してみました。
ソーチェーン回転方向に対して左がタイストラップ前部、右が後部の高さを測ったものです。
0.3mmほどですが、タイストラップ前後に差があります。
このわずか0.3mmの隙間がガイドバーへの衝撃を避け、振動抑制に寄与しているのです。
ハスクバーナ純正ソーチェンをよーくご覧ください。斜めにカットされたタイストラップの形状が
目視で確認できますよ。